愛知県（名古屋市、岡崎市など）で転職したい作業療法士のための求人事情

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東京、神奈川、大阪に次ぐ全国第4位の人口を有する、日本有数の大都市「愛知県」。

中部圏の中心都市です。

県内は大きく「尾張地方」「西三河地方」「東三河地方」に分かれ、地域独自の文化を持っています。

観光スポットやグルメも豊富！

都市部は開発が進んでいますが、一方で都市部を離れれば海・山・田園が広がる自然豊かな町です。

そんな愛知県に転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。

そこで愛知県で転職するにあたり、愛知県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。

人口

今後の愛知県の人口推移は、国立社会保障・人口問題研究所によると、2030年頃には約736万人、2040年頃には約707万人になる予測です。

これまで人口増加が続いていた愛知県ですが、2020年から2025年ごろから減少に転じるといわれています。

ただそれでも全国の中で人口減少は緩やかに進むとされています。

高齢化事情

2017年現在のデータですが、愛知県の総人口は752万6911人。

そのうち65歳以上の高齢者は182万9799人で、高齢化率は24.6％です。

2040年頃の予測を見ると、総人口は約707万で、そのうち65歳以上は約223万人。高齢化率は31.7％という見通しです。

愛知県は総人口の減少率もですが、高齢化率も全国平均よりも低いです。

病院事情

2018年11月現在、愛知県の病院数は328施設。

一般診療所は4760施設です。

愛知県の病院数は、1990年の477施設をピークに年々減少しています。

2018年7月1日現在の病床機能別にみると、

『愛知県における医療機能ごとの病床の現状（平成30年度 病床機能報告結果）』より

計58,485床です。

一方2025年の病床機能別予測必要数は、

計57,773床です。

愛知県で気にかかるのが、医療資源が脆弱なことです。

病床数に関しては組み替えていくことで対応可能と思いますが、医師数、看護師数、病院数、診療所数など全国平均より少ないです。

地域差も大きく、抜本的な対策が必要だと思います。

作業療法士事情

愛知県作業療法士会の入会者数は2396人（2018年3月現在）。

その多くが医療機関に勤務されていますが、人口10万人に対する平均は全国平均より低く、愛知県の作業療法士の数は不足しています。

今後愛知県では高度急性期、急性期などの病床から回復期病床への転換が行われていくものと考えられ、またデイケア、在宅医療も不足しているため、こちらの分野での重要が一層高まっていくものと思います。

また介護分野で働く作業療法士の数は現状でも不足しており、近年、介護老人保健施設やデイサービスなどの高齢化施設が増加しています。

全国の中で高齢化率の増加率は低いですが、なにぶん愛知県は現状において足りていないため、今後ますます作業療法士の需要は高く、採用率は高まるのではないでしょうか。

求人が多いエリア

愛知県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。

エリア別にみると、名古屋市や岡崎市、一宮市、豊田市が多いです。

名古屋市

中京圏の政治・経済・文化の中心都市。

名古屋というと広大な地下街が有名ですが、玄関口の名古屋駅、栄を中心に一大商業地が作られ、金のしゃちほこで有名な「名古屋城」、3種の神器の一つ・草薙神剣を納める「熱田神宮」、国内トップクラスの貿易を誇る名古屋港。

名古屋港水族館、東山動植物園など、見どころ、遊びどころ、グルメ、ショッピングなど、楽しめるスポットがたくさんあります。

そんな名古屋市の2019年4月1日現在の総人口は2,317,646人。65歳以上は570,043人で、高齢化率は25.0％です。

65歳以上の高齢者は今後増加し続ける見通しで、2025年頃には総人口は約223万人。そのうち65歳以上は約588万人になる予測が出ています。

岡崎市

西三河を代表する都市。

徳川家康生誕の地として知られる町です。

JRや名鉄で名古屋まで約30分。

愛知環状鉄道によって豊田市、瀬戸市につながるアクセスもあり、交通の便が良いのも魅力的。

「八丁味噌」の産地としても有名ですね。

岡崎市は県内第4位の人口を持ち、2019年4月1日現在387,887人。

65歳以上は88,571人（高齢化率22.8％）です。

2040年頃には人口は約39万人。65歳以上は約11万5千人（高齢化率29.5％）になる見込みです。

高齢化は今後進行し続け、特に75歳以上の人口が急激に増加する模様ですが、2030年以降の伸びは鈍化するものと予想されています。

一宮市

愛知県の北西部に位置する一宮市。

”一宮”という名の由来は、市内に2600年以上の歴史を持つ由緒ある尾張国一ノ宮「真清田神社」からきています。

古くから紡績や繊維産業の中心地として発展してきた町です。

名古屋駅まで電車で最速10分という好立地のため、名古屋市のベッドタウンとして人気のエリアです。

そんな一宮市の総人口は385,228人（2020年1月1日現在）。

65歳以上の高齢者は102,756人（高齢化率26.7％）です。

2040年頃は人口約34万6千人、65歳以上は11万9千人（高齢化率34％）になる予想が出ています。

人口は緩やかに減少する見込みですが、高齢化の進行度が気になります。

豊田市

愛知県のほぼ中央に位置する西三河地区の中核都市「豊田市」。

「トヨタ自動車」「自動車の町」として世界的にも有名な街です。

名古屋市に次ぐ県内第2位の人口を誇り、2019年10月1日現在425,888人。そのうち65歳以上は95,241人（高齢化率22.4％）。

2040年頃には、人口約41万人、65歳以上は約12万人（高齢化率29.3％）になると予想されています。

総人口は緩やかに減少し、高齢化率は緩やかに上昇する見込みです。

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【関連記事】「マイナビコメディカル」とは？特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説

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まとめ

急激に人口減少、高い高齢化率が起こると予測されている道府県が多い中、愛知県は緩やかに人口減少が起こり、高齢化率も全国平均よりも低い水準で進みことが予測されています。

一方愛知県で注意しておきたいのが、医療分野、介護分野ともに資源が全国平均と比べ低いレベルにあることです。

人口に対し不足しています。

特に回復期、在宅医療、高齢者関連施設、訪問リハの需要が今後ますます高まる予測です。

作業療法士の求人もこれらの分野でより一層高まってくると思います。

作業療法士の採用率も高いエリアですが、自分の希望にあい、働きやすい職場に就職するには、個人ではなかなか収集できない施設内部の情報を知り、様々な転職サポートが受けられる転職エージェントの活用がおすすめです。

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