秋田県で転職したい作業療法士のための求人事情

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東北地方の北西部に位置する「秋田県」。

男鹿半島の奇習「ナマハゲ」や東北三大祭りの一つ「秋田竿燈まつり」など、独自の伝統文化や風習が残る地です。

県内には、たつこ伝説が残る「田沢湖」や乳頭山の山麓にある秘湯「乳頭温泉郷」、古代のストーンサークルがある「大湯環状列石」などがあります。

そんな秋田県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。

そこで秋田県で転職するにあたり、秋田県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。

人口

秋田県の人口のピークは1956年。

約135万人でピークを迎えた後減少に転じました。

その後1974年～1981年まで一時増加しましたが、その後再び減少に転じています。

2040年頃には約67万2千人になるとの予測が出ています。

高齢化事情

2019年10月1日現在の人口は965,927人。

そのうち65歳以上の高齢者は355,822人で、高齢化率は36.8％です。

それが2040年頃には人口は約67万2千人で、65歳以上の高齢者は約31万9千人（高齢化率47.5％）になるとの予測が出ています。

20年後には人口のほぼ半分が高齢者になってしまう見込みです。

秋田県の高齢者のピークは2020年頃といわれており、今後高齢者人口自体は減っていく予測です。

しかし年少者、生産年齢人口の減少に歯止めがかからず、今後20年間で約28万人も減ってしまう見込みのため、高齢化率がかなり高くなってしまいます。

高齢化以上に少子化が深刻です。

病院事情

2018年11月現在、秋田県の病院数は69施設。

一般診療所は648施設です。

病床機能別に見ると、2018年7月1日現在、

高度急性期	729床
急性期	5,927床
回復期	1,440床
慢性期	2,860床

計10,956床です。

一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、

高度急性期	902床
急性期	3,255床
回復期	2,544床
慢性期	2,442床

計9,143床です。

県としては急性期医療は充実。慢性期医療は全国平均レベルです。

ただ秋田市に医療が集中し、医療過疎が起きているエリアがあります。

在宅分野も弱いです。

今後、医療従事者の人員確保や在宅分野の整備・強化が急がれます。

作業療法士事情

秋田県の65歳以上の高齢者人口は2020年頃ピークを迎える見込みのため、リハビリ需要が高まるエリアではありません。

ただ75歳以上の後期高齢者人口は2030年頃ピークの見込みのため、地元での医療・看護需要が高まると思います。

しかし秋田県では医療・介護過疎エリアも多く、在宅分野も弱い状態です。

そのため作業療法士の需要自体はあると思うのですが、東北地方の中で作業療法士の人数が一番少なく、求人数も少ないのが現状です。

求人が多いエリア

秋田県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。

エリア別にみると、秋田市、大仙市が多いです。

秋田市

秋田県のほぼ中央に位置する「秋田市」。

東側は出羽山地、西側は日本海と自然に囲まれている都市です。

毎年8月には東北三大祭りの一つに数えられる「秋田竿燈まつり」が行われます。

そんな秋田市の人口は、2019年10月1日現在306,178人。

そのうち65歳以上の高齢者は95,269人で、高齢化率は31.1％です。

それが2040年頃には人口は約24万4千人、65歳以上の高齢者は約10万7千人（高齢化率43.9％）になるとの予測が出ています。

大仙市

秋田県の南東部に位置する「大仙市」。

大仙市といえば、毎年8月の最終土曜日に行われる全国花火競技大会「大曲の花火」が有名です。

また市内には国の名勝に指定されている「旧池田氏庭園」や国の史跡に指定されている「払田柵跡」などがあります。

そんな大仙市の人口は、2018年10月1日現在82,783人。

そのうち65歳以上の高齢者は28,659人で、高齢化率は34.6％です。

それが2040年頃には人口は約5万3千人、65歳以上の高齢者は約2万3千人（高齢化率43.4％）になるとの予測が出ています。

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まとめ

秋田県は作業療法士が不足している県です。

なのですが、東北地方の中で最もといっていいかもしれません。求人数が少ない県です。

秋田県の高齢者人口は2020年頃ピークを迎える見込みで、今後リハビリ需要が高まる地域ではありませんが、そもそも療法士が足りていないので、需要としてはあると思います。

秋田県での転職を考えている作業療法士の方もおられると思いますが、秋田県の作業療法士の求人はあまり多くありません。

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