福島県で転職したい作業療法士のための求人事情

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東北地方の一番南に位置し、北海道、岩手県に次ぐ3番目の広さを持つ「福島県」。

東北新幹線に乗れば東京まで約90分で行けます。

県内には、福島のシンボル「磐梯山」や「浄土平」、「鶴ヶ城」、「大内宿」、「猪苗代湖」、「五色沼」、「飯盛山」などの名所、観光スポットがありますし、また星の名所が多い地としても有名です。

そんな福島県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。

そこで福島県で転職するにあたり、福島県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。

人口

福島県の人口のピークは1997年。

約214万人でピークに達したのを境に減少に転じています。

2005年以降は毎年1万人を超える人口減少が続き、2011年には東日本大震災の影響を受けて約4万人も減少してしまいました。

2013年には震災前の水準にまで戻りましたが人口減少は続いており、2040年頃には約158万6千人になるとの予測が出ています。

高齢化事情

2018年10月1日現在の人口は1,862,705人。

そのうち65歳以上の高齢者は568,536人で、高齢化率は30.5％です。

それが2040年頃には人口は約158万6千人で、65歳以上の高齢者は約59万2千人（高齢化率37.3％）になるとの予測が出ています。

福島県では65歳以上の高齢者は2030年頃、75歳以上の後期高齢者は2040年頃ピークを迎える見込みです。

病院事情

2018年11月現在、福島県の病院数は136施設。

一般診療所は1,141施設です。

病床機能別に見ると、2018年7月1日現在、

計18,568床です。

一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、

計15,397床です。

福島県の急性期、慢性期医療の提供能力は全国平均レベル。

福島市、郡山市、いわき市、会津市と4つの都市に医療資源が分散集中しているため、高機能医療がスムーズに提供できる体制になっています。

ただし在宅分野は弱く、全国平均レベルを下回っており、体制整備が必要です。

作業療法士事情

福島県は高齢者人口が多く、リハビリ需要が高い地域です。

高齢者人口のピークが2030年頃との予測も出ており、高齢者施設の増設や体制が弱い在宅分野の整備が必要なエリアです。

そのため東京や大阪などの都市部は除きますが、それ以外の道府県の中では作業療法士の求人が多いエリアのひとつです。

求人が多いエリア

福島県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。

エリア別にみると、福島市、いわき市が多いです。

福島市

福島県の北部に位置する「福島市」。

東は阿武隈高地、西は吾妻連峰と、東西を山地に挟まれた福島盆地に市の中心市街地が広がる福島県の県庁所在地です。

市内には「浄土平」や「花見山」、「阿武隈峡」、「五色沼」、「信夫山」など、美しい自然が楽しめるスポットがたくさんあります。

また1400年以上の歴史を持つ「土湯温泉」や奥州三高湯の一つに数えられる「高湯温泉」などもあります。

そんな福島市の人口は、2020年7月1日現在285,448人。

そのうち65歳以上の高齢者は86,983人で、高齢化率は30.5％です。

それが2040年頃には人口は約22万8千人で、65歳以上の高齢者は約8万5千人（高齢化率37.3％）になるとの予測が出ています。

いわき市

福島県の最東南部に位置する「いわき市」。

東北地方で宮城県の仙台市に次いで2番目に人口が多い都市です。

市内には東北最大級の水族館「ふくしま海洋科学館（アクアマリンふくしま）」、福島県唯一の国宝建造物「白水阿弥陀堂」、映画『フラガール』の舞台になったことで知られる「スパリゾートハワイアンズ」、日本灯台50選に選ばれた「塩屋埼灯台」などがあります。

そんないわき市の人口は、2019年10月1日現在340,205人。

そのうち65歳以上の高齢者は104,642人で、高齢化率は30.8％です。

それが2040年頃には人口は約26万7千人で、65歳以上の高齢者は約10万人（高齢化率37.5％）になるとの予測が出ています。

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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは？メリット・デメリット、登録方法など徹底解説

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まとめ

福島県の高齢者人口のピークは2030年頃の見込みで、まだしばらくリハビリ需要が高い地域です。

しかし現状でも療法士が足りていません。

そのため作業療法士の求人も多いです。

福島県での転職を考えている作業療法士の方も多いと思います。

地方の中では求人が多い県なので選択肢の幅が大きいと思いますが、その中でもより条件が良く、働きやすい希望の職場を見つけたいですよね。

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