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東北地方の太平洋側に位置し、北海道に次いで全国2番目の広大な面積を持つ「岩手県」。
奥羽山脈や北上高地の山々、北上川など、雄大な山々と海、川など自然あふれる地です。
県南部の平泉町は、11~12世紀の東北地方の政治の拠点として栄えたところで、中尊寺や毛越寺などが残っています。
世界遺産「平泉」、県のシンボル「岩手山」、国の名勝「浄土ヶ浜」、日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」、国の名勝・天然記念物「厳美渓」、「宮沢賢治童話村」、「宮沢賢治記念館」、「小岩井農場」など、魅力的な観光スポットが多いです。
そんな岩手県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで岩手県で転職するにあたり、岩手県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
岩手県は1960年頃約145万人をピークに、その後増えたり減ったりしていましたが、1997年以降は減少が続いています。
2040年頃には100万人を切り、約95万7千人になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2019年10月1日現在の人口は1,226,430人。
そのうち65歳以上の高齢者は403,563人で、高齢化率は32.9%です。
それが2040年頃には人口は約95万7千人、65歳以上の高齢者は約39万4千人(高齢化率41.1%)になるとの予測が出ています。
岩手県では、65歳以上の高齢者は2025年頃、75歳以上の後期高齢者は2035年頃をピークに減少に転じる見込みですが、年少者・生産年齢人口の減少に歯止めかかからず、高齢化率は高くなってしまいます。
病院事情
2018年11月現在、岩手県の病院数は95施設。
一般診療所は714施設です。
病床機能別に見ると、2017年7月1日現在、
高度急性期 | 1,428床 |
急性期 | 6,609床 |
回復期 | 2,023床 |
慢性期 | 3,225床 |
計13,285床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
高度急性期 | 1,030床 |
急性期 | 3,333床 |
回復期 | 3,696床 |
慢性期 | 2,617床 |
計10,676床です。
岩手県は急性期医療は充実していますが、慢性期は全国平均レベルです。
しかしエリアによって医療提供能力に差があり、盛岡市へ医療資源が集中し、盛岡市以外は医療資源が不足しているのが現状です。
医療従事者や介護従事者の人員確保とともに、今後の人口推移から回復期病床の増床や高齢者施設の増設、在宅分野の整備が急がれます。
作業療法士事情
岩手県作業療法士会の入会者数は、721人(2018年3月31日現在)。
187施設で働いています。
東北地方全域で作業療法士が不足していますが、岩手県も足りていません。
需要に対し供給が間に合っていない現状に、特に岩手県は積極的に求人を出し、採用活動に力を入れています。
エリアによって求人数に大きな差はありますが、県全体としてみると多くの求人が出ています。
今後医療・介護・在宅分野の整備・強化が進むとさらに作業療法士の需要が高まり、求人もより一層増えてくるのではないでしょうか。
求人が多いエリア
岩手県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、盛岡市が多いです。
盛岡市
岩手県の中部に位置する「盛岡市」。
雄大な岩手山の裾野に広がり、緑豊かな木々、清らかな水に恵まれた、杜と水の都市です。
安土桃山時代に勢力を広げ、南部家第26代南部信直が築城した盛岡城の城下町として栄えてきたところです。
そんな盛岡市の人口は、2020年7月31日現在287,355人。
そのうち65歳以上の高齢者は79,658人で、高齢化率は27.7%です。
それが2040年頃には人口は約25万6千人、65歳以上の高齢者は約9万3千人(高齢化率36.3%)になるとの予測が出ています。
岩手県の医療資源は盛岡市に集中しています。
大学病院、高機能病院、地域の基幹病院が複数あり、急性期医療の提供能力が高く、県全域から多くの患者さんが集まってきます。
医療資源も豊富。
療法士数も充実しています。
しかし今後高齢者人口が増え続ける見込みで、医療体制の整備、高齢者施設の増設、在宅分野の整備・強化が必要です。
そのため作業療法士の求人も増えると思います。
県内で最も多い作業療法士の求人が出るエリアです。
おすすめの転職エージェント
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そこで作業療法士の転職におすすめの転職サイト(転職エージェント)を紹介します。
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【関連記事】「メドフィット」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは?メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「マイナビコメディカル」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
転職活動をする際は面倒かもしれませんが、転職サイト(転職エージェント)を1社に絞るのではなく、2~3社登録することをお勧めします。
担当者との相性や各転職サイト(転職エージェント)が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2~3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
岩手県は今後20年間で約27万8千人も人口が減少してしまう見込みです。
65歳以上の高齢者は2025年頃、75歳以上の後期高齢者は2035年頃をピークに減少に転じる見込みですが、現状、医療・介護・在宅どの分野も弱く、体制整備が急がれます。
作業療法士も東北地方全体で不足している現状ですが、その中で岩手県は作業療法士の採用活動を積極的に行っている県です。
岩手県での転職を考えている作業療法士の方も多いと思いますが、転職時には転職エージェントの活用をお勧めします。
転職について悩みやキャリアなどの相談もできますし、面接対策、条件交渉など様々なサポートが受けられます。
転職エージェントを活用し、良い条件で希望の職場を見つけてください。