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四国の太平洋側に位置する「高知県」。
土地の約85%が山地。四万十川をはじめとした清流が流れる自然豊かな地です。
坂本龍馬や吉田茂など、歴史上に名を残す多くの偉人を輩出してきたところとしても知られています。
そんな高知県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで高知県で転職するにあたり、高知県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
高知県の人口は1955年をピークに減少。
1975年頃にいったん増加に転じましたが、1985年頃を境に再び減少に転じています。
2040年頃には約53万6千人になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2018年10月1日現在の高知県の人口は70万5880人。
そのうち65歳以上の高齢者は244,943人で、高齢化率は34.7%です。
それが2040年頃には人口は約53万6千人、65歳以上の高齢者は約22万1千人(高齢化率41.2%)になるとの予測が出ています。
高知県はすでに30%を超える人口が65歳以上の高齢者です。
今後65歳以上の高齢者は2020年頃をピークに転じる予測ですが、75歳以上の後期高齢者は2030年頃にピークを迎える見込みです。
しかし年少者・生産年齢人口の減少が続くため高齢化率が高く、少子高齢化対策が急がれます。
病院事情
2018年11月現在、高知県の病院数は126施設。
一般診療所は456施設です。
病床機能別に見ると、少し古いデータになりますが2015年現在、
高度急性期 | 895床 |
急性期 | 5,482床 |
回復期 | 1,642床 |
慢性期 | 6,882床 |
計14,901床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
高度急性期 | 840床 |
急性期 | 2,860床 |
回復期 | 3,286床 |
慢性期 | 4,266床 |
計11,252床です。
高知県は日本で一番一極集中している県です。
県中央に県人口の73%が集中しています。
医療も県中央に集中。
過剰感があるほどです。
その一方周辺部は医療過疎が起きています。
作業療法士事情
高知県作業療法士会の入会者数は、788人(2018年3月31日現在)。
150施設で働いています。
高知県は65歳以上の高齢者は2020年をピークに減少に転じる予測ですが、75歳以上の後期高齢者は2030年頃にピークを迎える見込みです。
医療は充実していますが、介護分野、在宅分野など、まだしばらく作業療法士の需要は続くのではないかと思います。
求人が多いエリア
高知県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、高知市が多いです。
高知市
高知県の中央部に位置する「高知市」。
土佐二十四万石の城下町で栄えた地で、幕末には坂本龍馬や武市瑞山などの多くの志士を輩出しました。
毎年夏には「よさこい祭」が催され、多くの観光客が訪れます。
そんな高知市の人口は、2020年7月1日現在325,909人。
そのうち65歳以上の高齢者は96,663人で、高齢化率は29.7%です。
それが2040年頃には人口は約28万4千人、65歳以上の高齢者は約10万6千人(高齢化率37.3%)になるとの予測が出ています。
高知市は人口当たりの病床集積は日本一。過剰状態です。
医師数や看護師数なども全国平均レベルを上回り充実。県内全域から患者さんが集まってきます。
医療提供能力が高く、医療資源が充実している高知市ですが、作業療法士の求人が県内で最も多く出るのが高知市です。
デイケアや高齢者施設、在宅分野が多いです。
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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは?メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「マイナビコメディカル」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
転職活動をする際は面倒かもしれませんが、転職サイト(転職エージェント)を1社に絞るのではなく、2~3社登録することをお勧めします。
担当者との相性や各転職サイト(転職エージェント)が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2~3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
高知県はエリアによって医療・介護事情が異なりますが、県人口の73%が集中する県中央部の医療提供能力は過剰なほどです。
また高齢者以上に年少者・生産年齢人口の減少が著しいのが大きな問題です。
働き手が少なくなることは様々な対策を行う上で大きな影響が出てきてしまいます。
高知県で転職を考えている作業療法士の方も多いと思いますが、転職活動を行う際はぜひ転職エージェントをご活用ください。
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内定を取るためにも、豊富な実績、転職ノウハウを持つ転職エージェントを活用し、希望の職場を勝ち取ってください。