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九州地方のほぼ中央、ご当地キャラクターで大人気・くまモンで有名な「熊本県」。
県北東部に世界最大級のカルデラをもつ阿蘇山を有し、”火の国”と呼ばれています。
一方、南西側には大小合わせて130にも及ぶ島々からなる「天草諸島」があります。
水資源の宝庫であり、県内に1000か所以上の湧水、50か所以上の温泉地があることで有名です。
山あり、海あり。
雄大な自然に恵まれた魅力あふれる県です。
そんな熊本県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで熊本県で転職するにあたり、熊本県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
熊本県の総人口は、1,738,173人(2020年6月1日現在)。
1956年に190万3千人でピークを迎えた後、1972年まで減少が続き、1973年から増加に転じたものの、1998年から再び減少し続けています。
2040年頃には、約151万人になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2016年10月1日現在の人口は1,774,538人。
そのうち65歳以上の高齢者は522,685人で、高齢化率は29.5%です。
それが2040年頃には人口は約151万人、65歳以上の高齢者は約54万8千人(高齢化率36.3%)になるとの予測が出ています。
高齢者も増加しますが、それ以上に年少者、生産年齢の人口が大きく減少する予測なのが心配です。
少子高齢化対策が急がれます。
病院事情
2018年11月現在、熊本県の病院数は214施設。
一般診療所は1,246施設です。
病床機能別に見ると、2018年7月1日現在、
高度急性期 | 2,577床 |
急性期 | 9,515床 |
回復期 | 5,997床 |
慢性期 | 10,382床 |
計28,471床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
高度急性期 | 1,870床 |
急性期 | 6,010床 |
回復期 | 7,048床 |
慢性期 | 6,161床 |
計21,089床です。
熊本県は医療体制が充実している県です。
総病床数、医師数、看護師数など、非常に多いです。
そのため今後の熊本県の課題は、充実した体制をいかに継続していくかということ。
熊本県は年少者や生産年齢人口の減少が大きいので、人員確保が重要なポイントになってくるのではないでしょうか。
作業療法士事情
熊本県作業療法士会の入会者数は、1,482人(2018年3月31日現在)。
323施設で働いています。
医療体制が充実している熊本県ですが、作業療法士の人数も充実しています。
ただ熊本県の病院の約半分が熊本市内に集中しているのが特徴です。
地域差がかなり大きいです。
作業療法士が充実している、特に熊本市内で条件の良い求人には応募者が集中するようで、全国の中でも求人倍率の高い県といわれています。
求人が多いエリア
熊本県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、熊本市が多いです。
熊本市
熊本県の西北部に位置する「熊本市」。
九州では福岡市、北九州市に次ぐ3番目に大きな都市です。
加藤清正公が築城した市のシンボル・熊本城を中心に市街地が広がっています。
また”水の都”としても知られ、水道水源のすべてが地下水で賄われている珍しい都市です。
2011年に九州新幹線が全線開業したことで利便性が高まりました。
そんな熊本市の人口は、2017年8月1日現在733,453人。
65歳以上の高齢者は180,086人で、高齢化率は24.6%です。
それが2040年頃には人口は約70万8千人、65歳以上の高齢者は約21万人(高齢化率29.7%)になるとの予測が出ています。
他の都市と比べて高齢化率はあまり高くありません。
しかも熊本市の医療、介護両分野とも充実しています。
医療体制、介護体制がしっかりしているのはいいですね。
熊本県にある病院の約半分が熊本市に集中しており、特に急性期医療については県全域から多くの患者さんが集まってきます。
そういった事情から作業療法士の求人の半数近くが熊本市内です。
県内最も多い求人数のある熊本市ですが、基本的に熊本市内の作業療法士は充実しているため売り手市場ではなく、買い手市場です。
良い求人であればあるほど多くの方が応募するため、転職者にとっては競争率が高まり大変かもしれません。
求人数は断トツ熊本市です。熊本市以外で多いエリアは、八代市や天草市などで多くみられます。
おすすめの転職エージェント
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そこで作業療法士の転職におすすめの転職サイト(転職エージェント)を紹介します。
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【関連記事】「メドフィット」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは?メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
マイナビコメディカル
「マイナビコメディカル」は、日本最大級の人材紹介サービス「株式会社マイナビ」が運営する転職・就職支援サービス。
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【関連記事】「マイナビコメディカル」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
転職活動をする際は面倒かもしれませんが、転職サイト(転職エージェント)を1社に絞るのではなく、2~3社登録することをお勧めします。
担当者との相性や各転職サイト(転職エージェント)が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2~3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
熊本県は医療、介護両分野が充実している県です。
作業療法士も充実しています。
そのため求人も恒常的に不足している人員を補うものではなく、現状維持、拡大、新規事業のためといったものが多いようです。
良い条件の求人にはエントリーが集中するため倍率が高くなってしまいます。
希望の職場に転職するためには、自分ひとりで活動するのは厳しいかもしれません。
そこで転職についてのあらゆる相談や、履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策など、様々な転職サポートが受けられる転職エージェントの活用をお勧めします。
上手く活用し、転職を成功させてください。