宮城県（仙台市、石巻市）で転職したい作業療法士のための求人事情

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東北地方に属する「宮城県」。

東北唯一の政令指定都市・仙台を抱え、東北地方の政治・経済・文化の中心地です。

日本三景の一つ、松尾芭蕉が『奥の細道』で絶賛した「松島」や、日本有数の温泉郷「鳴子峡」、迫力のある「秋穂大滝」、大自然が満喫できる「宮城蔵王」など、魅力的な観光スポットがたくさんあることで有名です。

そんな宮城県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。

そこで宮城県で転職するにあたり、宮城県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。

人口

宮城県の総人口は、2,286,664人（2020年5月31日現在）。

宮城県の人口は2003年の約237万人をピークに減少を続けています。

2040年頃には約193万人になるとの予測が出ています。

高齢化事情

2019年3月31日現在の人口は2,272,200人。

そのうち65歳以上の高齢者は629,559人で、高齢化率は27.5％です。

それが2040年頃には人口は約193万人、65歳以上の高齢者は約73万3千人（高齢化率38.0％）になるとの予測が出ています。

高齢者の人口が増加し、中でも75歳以上の後期高齢者が急増する見込みです。

病院事情

2018年11月現在、宮城県の病院数は139施設。

一般診療所は1,659施設です。

また少し古データですが、2014年現在の病床機能別を見ると、

計19,166床です。

一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、

計18,781床です。

宮城県の医療資源は全国平均レベルをやや下回るレベルです。

また少ない医療資源が人口が最も多い仙台市に集中しているのが宮城県の特徴です。

地域間格差が大きいのが課題です。

今後高齢者人口が急増するのを見据え、人員確保や回復期病床の増床、高齢者関連施設の増設、在宅ケアの体制整備などが急がれます。

作業療法士事情

宮城県の作業療法士の数は東北地方で最も多い人数です。

しかし人口10万人あたりの作業療法士の人数で見ると全国平均を下回り、不足しています。

高齢者人口が増加する予測の宮城県では高齢者向けの施設が増えていますが、需要に対し供給が追い付いていない状態です。

宮城県の作業療法士需要は高く、今後も高まっていくものと思われます。

求人が多いエリア

宮城県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。

エリア別にみると、仙台市や石巻市が多いです。

仙台市

宮城県のほぼ中央に位置し、”杜の都”という別称の通り緑豊かな「仙台市」。

伊達政宗公の居城・仙台城の城下町として開かれ、現在は東北地方唯一の政令指定都市として、東北地方の経済・行政・文化を担い発展しています。

杜の都・仙台のシンボル「仙台城跡」をはじめ、「瑞鳳殿」、「秋保大滝」、「秋保温泉」、「楽天生命パーク宮城」、「ユアテックスタジアム仙台」、「青葉通・定禅寺通」など観光スポットもたくさんあります。

毎年8月に行われる東北三大祭りの一つ「仙台七夕まつり」は全国的に有名なお祭りですね。

そんな仙台市の人口は、2019年3月31日現在1,058,689人。

65歳以上の高齢者は251,098人で、高齢化率は23.7％です。

それが2040年頃には人口は約97万3千人、65歳以上は32万7千人ほど（高齢者率33.6％）になるとの予測が出ています。

石巻市

宮城県の東部、北上川の河口に位置する「石巻市」。

古くから漁業が盛んな地域です。

近年、まんがが活かした街づくりが行われており、宮城県出身の漫画家・石ノ森章太郎氏の協力を得て「石ノ森萬画館」や「マンガロード、モニュメント」などが作られ、新たな魅力が加わっています。

他にも、牡鹿半島の海上に浮かぶ霊島「金華山」や、金運のパワースポット「金華山黄金山神社」、東北随一の猫島「田代島」などの観光スポットも人気です。

そんな石巻市の人口は2020年3月31日現在141,887人。

65歳以上の高齢者は46,821人で、高齢化率は33.0％です。

それが2040年頃には人口は約9万7千人、65歳以上の高齢者は約4万人（高齢化率41.2％）になるとの予測が出ています。

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【関連記事】「メドフィット」とは？特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説

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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは？メリット・デメリット、登録方法など徹底解説

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まとめ

東北地方唯一の政令指定都市を持つ宮城県ということで、東北で最も多い人数の作業療法士が働いています。

しかし宮城県の医療・介護両分野ともに資源が不足しています。

人口減少、高齢者増加が待ったなしで進行している宮城県なので、早急に医療・介護に携わる人員確保や体制整備が必要です。

作業療法士も不足しており、需要が供給に追い付いていない状態で、特に介護分野の需要が高いです。

そのため、好条件、高待遇の求人も増えてくるのではないでしょうか。

転職エージェントなどを活用し、希望の転職先を見つけてください。