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長野県は中部地方（甲信越地方）に位置し、8つの県と隣接する内陸県です。
県内の80％以上が山岳地帯で、北アルプスや中央アルプス、南アルプスなど、美しい山々に囲まれた自然豊かな地。
国宝に指定されている「松本城」や全国の善光寺の総本山「善光寺」、御柱祭などで有名な「諏訪神社」など、魅力的な名所が多いです。
そしてなんといっても「白骨温泉」、「湯田中温泉」、「渋温泉」、「野沢温泉」など温泉が多く、癒しを求め毎年多くの観光客が訪れます。
宝島社『田舎暮らしの本』で、移住したい都道府県に12年連続一位に輝いた、そんな長野県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで長野県で転職するにあたり、長野県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
長野県の総人口は、2,038,286人（2020年6月1日現在）。
長野県の人口は1990年の約221万5千人をピークに減少に転じています。
2040年頃には約170万5千になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2020年4月1日現在の人口は2,037,622人。
そのうち65歳以上の高齢者は649,328人で、高齢化率は32.1％です。
それが2040年頃には人口は約170万5千人、65歳以上の高齢者は約68万2千人（高齢化率40％）になるとの予測が出ています。
長野県は人口が減り続ける中、高齢者、特に75歳以上の後期高齢者人口が2030年頃まで増え続ける見込みです。
ピーク時の75歳以上の高齢者人口は約41万9千人になる予測。
少子高齢化対策が急がれます。
病院事情
2018年11月現在、長野県の病院数は129施設。
一般診療所は1,333施設です。
病床機能別に見ると、少し古いデータですが2015年度、
| 高度急性期 | 2,544床 |
| 急性期 | 9,938床 |
| 回復期 | 2,227床 |
| 慢性期 | 3,807床 |
計18,510床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
| 高度急性期 | 1,907床 |
| 急性期 | 6,551床 |
| 回復期 | 5,121床 |
| 慢性期 | 3,260床 |
計16,839床です。
長野県は医療の拠点都市が分散しているため効率的に医療提供を行うことができます。
医療資源は全国平均レベルです。
ただ回復期や高齢者施設が少なく、在宅分野の体制も弱いです。
高齢化が進む予測のため、体制整備が急がれます。
作業療法士事情
長野県作業療法士会の入会者数は、1,445人（2018年3月31日現在）。
277施設で働いています。
長野県は1400人を超える作業療法士が働いていますが、まだ不足しています。
回復期病床や高齢者施設が少なく、在宅分野も弱いです。
高齢者の増加が予測されており、リハビリ需要が高まることが見込まれているため、病院や施設も採用を増やしています。
作業療法士の求人が比較的多い地域の一つです。
求人が多いエリア
長野県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、長野市や上田市、松本市が多いです。
長野市
長野県の北部に位置する「長野市」。
1998年に冬季オリンピックが開催された地としても有名です。
全国の善光寺の総本山「善光寺」や、伝説の神話が残る「戸隠神社奥社」、長野市屈指のビューポイント「鏡池」などの観光スポットがあり、多くの環境客が訪れます。
そんな長野市の人口は、2020年7月1日現在3,744,751人。
そのうち65歳以上の高齢者は111,077人で、高齢化率は29.7％です。
それが2040年頃には人口は約32万9千人、65歳以上の高齢者は約13万1千人（高齢化率39.8％）になるとの予測が出ています。
市内には高機能病院や地域の基幹病院が複数あり、医療の提供能力は全国平均レベルです。
しかし療法士数は不足しており、介護分野や在宅分野は特に弱いです。
需要に供給が追い付いていない状態で、病院や施設も作業療法士の採用に力を入れています。
長野市は県内で最も多くの作業療法士の求人が出るエリアです。
上田市
長野県の東部に位置する「上田市」。
1583年に真田幸村の父・真田昌幸が築いた上田城を中心に栄えた地です。
市内には信州最古といわれる「別所温泉」や鹿が湯元を教えたと伝わる「鹿教湯温泉」を含む「丸子温泉郷」など、日帰り温泉も含め多くの温泉があります。
また「安楽寺」や「北向観音」などの名所もあり、”信州の鎌倉”とも呼ばれています。
そんな上田市の人口は、2020年7月1日現在156,022人。
そのうち65歳以上の高齢者は47,404人で、高齢化率は30.4％です。
それが2040年頃には人口は約13万4千人、65歳以上の高齢者は約5万人（高齢化率37.3％）になるとの予測が出ています。
上田市には地域の中核となる病院はありますが、急性期医療の提供能力は低いです。その一方、回復期や療養期の病床は充実しています。
医師数や看護師数が全国平均を下回っている中、療法士数は全国平均レベルを大きく上回り、充実しています。
今後は介護や在宅分野の求人が増えてくるのではないでしょうか。
県内では長野市に次いで作業療法士の求人が多いエリアです。
松本市
長野県の中部に位置する「松本市」。
松本市のシンボル、国宝「松本城」を中心に栄えた地です。
松本市は、日本アルプスを擁して多くのアルピニストを迎える”岳都”、街角にバイオリンの調べを聴く、セイジ・オザワ松本フェスティバルの街”楽都”、古くから学問を尊び、学生を大事にする”楽都”の「「三ガク都」まつもと」と称し、まちづくりを行っています。
そんな松本市の人口は2020年5月1日現在238,249人。
そのうち65歳以上の高齢者は66,792人で、高齢化率は28.3％です。
それが2040年頃には人口や約22万2千人、65歳以上の高齢者は約7万9千人（高齢化率35.6％）になるとの予測が出ています。
松本市には大学病院や高機能病院、地域の基幹病院があり、医療提供能力が高いエリアです。
医師や看護師、療法士も全国平均を上回り、医療資源が充足しています。しかし回復期病床や療養病床が少ないのが課題。
高齢者人口の増加を見据え、今後、介護分野と在宅分野と合わせて整備が進むと考えられ、これらの分野での作業療法士の需要も高まると思います。
県内で作業療法士の求人が多いエリアの一つです。
おすすめの転職エージェント
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など。
円満退職に向けての相談も可能です。
一般公開されていない非公開求人や独占案件を持ち、給与などの条件交渉もあなたの心証を悪くすることなく良い条件でまとめてくれます。
また転職エージェントから応募した方がキャリアアドバイザーの後押しもあり、内定獲得率を上げることができます。
そこで作業療法士の転職におすすめの転職サイト（転職エージェント）を紹介します。
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「メドフィット」は医療・介護業界に特化した転職サイト（転職エージェント）です。
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［メドフィットの特徴］
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【関連記事】「メドフィット」とは？特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
PTOT人材バンク
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医療・介護に特化した専門性の高い人材紹介サービス会社です。
リハビリ職に関しての転職ノウハウが高く、転職成功に向けて力強いサポートが受けられます。
［PTOT人材バンクの特徴］
- PT・OT・ST専門転職エージェント
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- 求人先との交渉
- 転職データが豊富
- プライバシーマーク取得
- 入職後のアフターフォロー
求人は全国に対応。
すべてのサービスが完全無料です。
リハビリ職の転職活動時には必ず登録しておきたいと人気の転職サイト（転職エージェント）です。
【関連記事】「PTOT人材バンク」とは？メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
マイナビコメディカル
「マイナビコメディカル」は、日本最大級の人材紹介サービス「株式会社マイナビ」が運営する転職・就職支援サービス。
看護師、薬剤師を除いたコメディカルスタッフに特化した転職サイト（転職エージェント）です。
その中でも理学療法士（PT）、作業療法士（OT）、言語聴覚士（ST）の転職支援を得意としています。
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特に理学療法士、作業療法士、言語療法士に強いので、リハビリ職の転職希望者は登録しておきたい転職サイト（転職エージェント）です。
【関連記事】「マイナビコメディカル」とは？特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
転職活動をする際は面倒かもしれませんが、転職サイト（転職エージェント）を1社に絞るのではなく、2～3社登録することをお勧めします。
担当者との相性や各転職サイト（転職エージェント）が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2～3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
長野県は人口減少が続く中、2040年頃まで高齢者が増え続ける地域です。
リハビリ需要が一層高まることが予測され、病院や施設も療法士の採用を増やしています。
長野県での転職を考えている作業療法士の方も多くおられると思いますが、転職活動を行う際には、ぜひ転職エージェントをご活用ください。
転職に関する悩み・相談ができますし、一般公開されていない非公開求人も持っています。
また求人先との交渉や入職後のアフターケアなど、様々な転職サポートが受けられます。
上手く活用し、希望の転職先を見つけてください。