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関東地方に属する内陸県「栃木県」。
日光国立公園、尾瀬国立公園、その他8つの県立自然公園を有し、高原や湖など、自然に恵まれた地です。
また日光東照宮をはじめとする世界文化遺産に登録された「日光の社寺」や塩原温泉、鬼怒川温泉など日本有数の温泉地があり、毎年多くの観光客が訪れる人気の県です。
そんな栃木県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで栃木県で転職するにあたり、栃木県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
栃木県の総人口は、1,934,188人(2020年6月1日現在)。
2007年の約201万5千人をピークに人口は緩やかに減少しています。
今後は急激に人口が減少していく見込みで、2040年頃には約164万7千人になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2019年10月1日現在の人口は1,942,313人。
そのうち65歳以上の高齢者は550,525人で、高齢化率は28.5%です。
2040年頃には人口は約164万7千人、65歳以上の高齢者は約58万8千人(高齢化率35.7%)になるとの予測が出ています。
栃木県は今後急激な人口減少が起こると予測されており、人口構成が今と大きく異なってきてしまいます。
人口の3割以上が高齢者、特に75歳以上の後期高齢者人口増加するため、高齢化対策が急がれます。
病院事情
2018年11月現在、栃木県の病院数は107施設。
一般診療所は1,220施設です。
病床機能別に見ると、2017年7月1日現在、
高度急性期 | 3,046床 |
急性期 | 8,044床 |
回復期 | 1,478床 |
慢性期 | 4,591床 |
計17,159床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
高度急性期 | 1,728床 |
急性期 | 5,385床 |
回復期 | 5,179床 |
慢性期 | 3,166床 |
計15,458床です。
栃木県の場合、病床総数は足りていますが、回復期の病床が不足してしまう予測です。
栃木県の医療資源は全国平均レベルが、今後を考えると十分とは言えません。
適切な病床体制を築くとともに、今後の少子高齢化に向けた対策、整備が必要です。
作業療法士事情
栃木県作業療法士会の会員数は822人(2018年3月31日)です。
189施設で働いています。
現在栃木県の療法士数は全国平均レベルかやや少ない状況。十分とはいえず、作業療法士の人数は不足しています。
栃木県は今後高齢者が増加するため、リハビリ需要が高まっていくことは間違いありません。
人員不足、リハビリ需要の高まりが予測される栃木県では、早急に人員確保、医療・介護の体制作りが必要で、作業療法士の求人も増えると思います。
求人が多いエリア
栃木県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、宇都宮市が多いです。
宇都宮エリア
栃木県のほぼ中央に位置し、北関東最大の都市「宇都宮市」。
東洋経済新報社の「住みよさ」調査で、人口50万人以上の全国28都市のうち5年連続1位を獲得、その後も高順位を維持する人気の都市です。
そしてなんといっても宇都宮といえば餃子。有名ですね。
そんな宇都宮市の人口は、2020年3月31日現在520,396人。
65歳以上の高齢者は131,098人で、高齢化率は25.2%です。
それが2040年頃には、人口は約49万5千人、65歳以上の高齢者は約15万人(高齢化率30.3%)になるとの予測が出ています。
宇都宮市は医療体制が充実しているとは言えず、療法士の人数も不足しています。
他地域と比べると少子高齢化率の進行度は高くありませんが、高齢者が増えることは間違いなく、リハビリ需要は高まっていくと思います。
不足気味であり、需要が高まることから、特に回復期や高齢者関連施設、在宅の分野での求人が多くなってくるのではないでしょうか。
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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは?メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「メドフィット」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
転職活動をする際は面倒かもしれませんが、転職サイト(転職エージェント)を1社に絞るのではなく、2~3社登録することをお勧めします。
担当者との相性や各転職サイト(転職エージェント)が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2~3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
栃木県では、2007年以降人口は減少してきましたが、それは緩やかなものでした。
しかし今後は急激に人口が減少する見込みで、高齢化率も35%ほどになる予測です。
高齢者が増えるとリハビリ需要も高まり、作業療法士の活躍の場も増えることが予測されます。
特に回復期や高齢者関連施設、在宅の分野での需要が大きいのではないでしょうか。
そのため栃木県で転職を考えている作業療法士の方も多いと思います。
良い条件で、希望の就職先を見つけるために、一般公開されていない非公開求人などを多数持つ転職エージェントを活用し、転職を成功させてください。