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四国地方の東部に位置する「徳島県」。
瀬戸内海、紀伊水道、太平洋に面し、県全体の約8割を山地が占める自然豊かな地です。
徳島県といえば、約400年の歴史を誇る日本三大盆踊りにひとつ「阿波踊り」が有名。
また鳴門鯛や鳴門わかめ、鳴門金時など、ブランド食材も充実しています。
徳島県は兵庫県の淡路島と大鳴門橋で、淡路島は神戸市と明石海峡大橋で結ばれており、橋を通り、大阪・関西へのアクセスも良好です。
そんな徳島県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで徳島県で転職するにあたり、徳島県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
徳島県の人口は1950年に878,511人でピークに達し、その後1970年頃まで減少に転じました。
その後一時は増加しましたが、1985年頃を境に再び減少に転じています。
2040年頃には、約57万4千人になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2020年4月1日現在の徳島県の人口は723,198人。
そのうち65歳以上の高齢者は241,969人で、高齢化率は33.9%です。
それが2040年頃には人口は約57万4千人、65歳以上の高齢者は約23万人(高齢化率40.1%)になるとの予測が出ています。
徳島県では65歳以上の高齢者のピークは2020年頃。75歳以上の後期高齢者は2030年頃ピークを迎え、その後減少に転じる見込みです。
しかし年少者・生産年齢人口の減少が止まらず人口減少が続くため、少子高齢化対策が急がれます。
病院事情
2018年11月現在、徳島県の病院数は111施設。
一般診療所は619施設です。
病床機能別に見ると、2017年7月1日現在、
高度急性期 | 1,219床 |
急性期 | 3,568床 |
回復期 | 2,118床 |
慢性期 | 5,009床 |
計11,914床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
高度急性期 | 718床 |
急性期 | 2,393床 |
回復期 | 3,003床 |
慢性期 | 2,880床 |
計8,994床です。
徳島県の人口10万人あたりの病院数は、全国平均7.1件に対し、15.2件。
非常に多く、全国第3位。
豊富な医療資源を持つ県です。
特徴としては、徳島市と小松島市に集中しており、徳島市には徳島大学病院や県立病院、市民病院があり、小松島市には赤十字病院があります。
また回復期病床、療養期病床、精神病床が充実しているのも特徴の一つです。
作業療法士事情
徳島県作業療法士会の入会者数は、641人(2018年3月31日現在)。
157施設で働いています。
徳島県は65歳以上の高齢者は2020年頃ピークを迎えますが、75歳以上の後期高齢者は2030年頃にピークを迎える見込みです。
医療体制が充実している徳島県ですが、高齢者人口の推移、年少者・生産年齢人口の減少から、介護や在宅分野については体制整備が必要です。
作業療法士の需要もまだ続くのではないかと思います。
求人が多いエリア
徳島県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、徳島市が多いです。
徳島市
徳島県の東部に位置する「徳島市」。
東部は紀伊水道を臨み、四国一の大河・吉野川やその支流、徳島市のシンボル・眉山など、海・山・川と、豊かな自然があふれています。
また阿波踊りや人形浄瑠璃など、独自文化をはぐくんできたところとしても有名です。
そんな徳島市の人口は2020年7月10日現在252,448人。
そのうち65歳以上の高齢者は73,635人で、高齢化率は29.2%です。
それが2040年頃には人口は約21万5千人、65歳以上の高齢者は約8万人(高齢化率37.2%)になるとの予測が出ています。
徳島市の医療提供体制は非常に充実しており、過剰感があるほどです。
療法士数も全国平均を大きく上回り充実しています。
しかし県内で最も多く作業療法士の求人が出るのが徳島市です。デイケアや高齢者施設、在宅分野が多いです。
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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは?メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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転職活動をする際は面倒かもしれませんが、転職サイト(転職エージェント)を1社に絞るのではなく、2~3社登録することをお勧めします。
担当者との相性や各転職サイト(転職エージェント)が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2~3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
徳島県は医療体制が充実している県です。
しかし人口問題が大きく、65歳以上の高齢者は2020年頃、75歳以上の後期高齢者は2030年頃にピークが来るとの予測ですが、年少者・生産年齢人口の減少に歯止めがかからず、高齢化率が高まります。
介護分野、在宅分野の体制整備も急がれます。
作業療法士の需要は都市によっては過剰になっているところもありますが、エリア、分野によっては今後まだまだ需要があります。
徳島県での転職を考えている作業療法士の方も多いと思いますが、転職活動時には転職エージェントの活用をお勧めします。
供給過剰になっているエリアや分野の求人に応募する場合は、エントリする応募者も多いので、しっかりとした転職準備や対策が必要です。
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