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山口県は本州の最西端、中国地方に属する県です。
三方を海に面し、約1500kmに及ぶ長い海岸線。
北側は荒波による浸食海岸、南側は穏やかな海と美しい砂浜という、それぞれ異なった表情が見れます。
そして県土の約7割が山地。日本最大のカルスト台地「秋吉台」とその地下に広がる大鍾乳洞「秋芳洞」、原生林と渓谷美の「西中国山地国定公園」などの絶景スポットがたくさんあります。
また幕末期、吉田松陰が主宰し多くの逸材を輩出した「松下村塾」、日本三大天神の一つ「防府天満宮」、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した「巌流島」など歴史的スポットも多い県です。
そんな山口県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
そこで山口県で転職するにあたり、山口県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。
人口
山口県の人口ピークは1958年の約162万人。
その後1970年頃まで減少に転じた後、第2次ベビーブームで1985年に160万人にまで回復しました。
しかしその後再び減少に転じており、2040年頃には約109万9千人になるとの予測が出ています。
高齢化事情
2019年10月1日現在の人口は1,355,495人。
そのうち65歳以上の高齢者は465,596人で、高齢化率は34.3%です、
それが2040年頃には人口は約109万9千人、65歳以上の高齢者は約42万4千人(高齢化率38.6%)になるとの予測が出ています。
山口県の65歳以上の高齢者のピークは2020年頃、75歳以上の後期高齢者は2030年頃をピークに減少に転じる見込みです。
増加が続いていた高齢者人口ですが、山口県ではメドが見えてきました。
病院事情
2018年11月現在、山口県の病院数は147施設。
一般診療所は1,076施設です。
病床機能別に見ると、2018年7月1日現在、
高度急性期 | 1,960床 |
急性期 | 7,287床 |
回復期 | 3,168床 |
慢性期 | 8,952床 |
計21,367床です。
一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、
高度急性期 | 1,323床 |
急性期 | 4,508床 |
回復期 | 4,674床 |
慢性期 | 5,384床 |
計15,889床です。
山口県の急性期医療は全国平均レベルですが、慢性期医療は余裕があります。
また医師数は全国平均レベルですが、看護師や療法士は充実しています。
山口県では高齢者人口のピークが2020年頃ということで、回復期病床の増床は必要ですが、それ以外は余剰になるため、今後、県の医療体制が変わってくるかもしれません。
作業療法士事情
山口県作業療法士会の入会者数は、1,066人(2018年3月31日現在)。
216施設で働いています。
山口県の作業療法士は充実しています。
また高齢者人口のピークも2020年頃ということで、リハビリ需要が今後増えるということはなさそうです。
ただそれでも在宅医療や介護分野といった需要はまだ続くのではないかと思います。
今現在山口県の作業療法士の求人は多いので、転職するには良い時期なのではないでしょうか。
今後求人数は減っていくと思います。
求人が多いエリア
山口県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。
エリア別にみると、山口市や下関市、岩国市、宇部市が多いです。
山口市
山口県の中央に位置する「山口市」。
室町時代、大内氏が本拠地とし、京と山口の地形が似ていることから京を模した街づくりが行われ、「西の京」として栄華を誇った地です。
「瑠璃光寺の五重塔」、「常栄寺雪舟庭」など、京を感じられる名勝が残っています。
また山口市といえば”美肌の湯”といわれる「湯田温泉」があることでも有名です。
そんな山口市の人口は、2020年6月30日現在190,904人。
そのうち65歳以上の高齢者は56,119人で、高齢化率は29.4%です。
それが2040年頃には人口は約18万4千人、65歳以上の高齢者は約6万5千人(高齢化率35.3%)になるとの予測が出ています。
山口市は回復期病床がやや少ないですが、急性期医療、慢性期医療ともに充実しています。療法士の人数も全国平均レベルです。
しかし山口市の65歳以上の高齢者は今後25年以上増え続ける見込み。75歳以上については2035年頃ピークになり、その後しばらく横ばいが続く予測です。
山口市は今後の高齢者人口の増加を見据え、回復期病床の増床や高齢者施設の増設、在宅分野の整備が必要で、リハビリ需要も高いと思います。
そのため作業療法士の求人もまだしばらく多い状態が続くのではないでしょうか。
下関市
山口県の最西端に位置する「下関市」。
古くから本州と九州の結節点として九州地域と交流、深いつながりを持つ地です。
山陽新幹線「新下関駅」を利用すれば、関西方面にも、九州方面にもアクセス良好です。
市内には源平合戦の最終決戦地となった「壇ノ浦」や、宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦地である「巌流島」などがあります。
そんな下関市の人口は、2020年6月30日現在258,803人。
そのうち65歳以上の高齢者は91,614人で、高齢化率は35.4%です。
それが2040年頃には人口は約19万5千人、65歳以上の高齢者は約7万7千人(高齢化率39.5%)になるとの予測が出ています。
下関市は急性期医療も慢性期医療も充実しています。療法士も非常に多いです。
医療提供能力は高く充実していますが、その一方介護分野の充足度は低いです。
ただ下関市の65歳以上の高齢者は2020年頃をピークに減少に転じる見込みのため、介護・在宅分野の整備は必要ですが、今後リハビリ需要が高まっていくというエリアではないと思います。
県内では求人が多いエリアで一定数はあると思いますが、今以上に求人数が増えていくことはなさそうです。
岩国市
山口県の東部に位置する「岩国市」。
古川藩6万石の城下町として栄えたところです。
市内には岩国のシンボル、日本三名橋の一つに数えられる「錦帯橋」や「岩国城」、「地底王国美川ムーバレー」などがあります。
そんな岩国市の人口は、2020年7月1日現在130,630人。
そのうち65歳以上の高齢者は46,542人で、高齢化率は35.6%です。
それが2040年頃には人口は約9万7千人、65歳以上の高齢者は約4万2千人(高齢化率43.3%)になるとの予測が出ています。
岩国市の65歳以上の高齢者のピークは2020年頃と予測されていますが、人口減少に歯止めがかからず今の状況が続けば高齢化率が20年後には40%を超える見込みです。
現状、急性期医療は全国平均レベルにあり、慢性期医療は余裕がある状態。療法士も全国平均レベルです。
今後に向けて高齢者施設の増設といった必要はありませんが、在宅分野が弱いので体制整備と、生産年齢人口が減少していく中で今のレベルを維持していくための人員確保が必要になってくると思います。
リハビリ需要が大きく伸びるエリアではありませんが、県内では求人が多いエリアであり、在宅分野の求人など多いのではないでしょうか。
宇部市
山口県の南西部に位置する「宇部市」。
北部から中部にかけて山地、南部は瀬戸内海に面する自然あふれる地です。
海の幸、山の幸も豊富。
市内には山陽本線、山陽自動車道、山口宇部空港、宇部港と、陸・海・空が整備されており、交通環境良好です。
そんな宇部市の人口は、2020年7月1日現在163,471人。
そのうち65歳以上の高齢者は54,252人で、高齢化率は33.2%です。
それが2040年頃には人口は約13万7千人、65歳以上の高齢者は約4万9千人(高齢化率35.8%)になるとの予測が出ています。
宇部市は急性期医療も慢性期医療も充実しており、療法士も多いです。
宇部市の高齢者人口のピークは2025年頃と予測されており、また75歳以上の後期高齢者のピークも2035年頃の見込みと、高齢者人口増加のメドが見えてきました。
リハビリ需要の高まりももうしばらくで落ち着いてくるのではないかと思います。
県内では作業療法士求人が多いエリアですが、高齢者人口が減少に転じた後は求人も少なくなっていくのではないでしょうか。
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【関連記事】「メドフィット」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは?メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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【関連記事】「マイナビコメディカル」とは?特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説
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担当者との相性や各転職サイト(転職エージェント)が持っている情報、求人も違います。
自分に合ったところ、希望の転職を見つけるためにも、たくさん登録する必要はありませんが2~3社は登録するのがいいと思います。
まとめ
山口県は65歳以上の高齢者のピークが2020年頃の見込みということで、メドが見えてきました。
医療資源が全国平均レベル、またはそれを上回る山口県。
療法士も充実しています。
今現在作業療法士の求人数は結構多く、転職エージェントでも100以上、200近く持っているところもあります。
しかし高齢者人口のピークを迎え減少に転じるとリハビリ需要が減り、求人数も少なくなっていくのではないでしょうか。
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