山梨県（甲府市、笛吹市）で転職したい作業療法士のための求人事情

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山梨県は中部地方の最東部、富士山や八ヶ岳、南アルプスなど山々に囲まれた甲府盆地にある県です。

「山中湖」や「河口湖」、「西沢渓谷」、「富岳風穴」、「鳴沢氷穴」、「忍野八海」、「昇仙峡」など、豊かな自然を満喫できるスポットがたくさんあります。

その他、絶叫マシンで有名な「富士急ハイランド」や「山中諏訪神社」、「武田神社」、「石和温泉」、「山梨県笛吹川フルーツ公園」、「山梨県立フラワーセンター ハイジの村」などの名所、観光スポットもあります。

特急電車で新宿まで約90分。

リニア中央新幹線が開業すればさらに利便性が良くなることが期待できます。

そんな山梨県で転職を考えている作業療法士の方も多いのではないでしょうか。

そこで山梨県で転職するにあたり、山梨県の事情や作業療法士の求人の多いエリアなど、転職に役立つ情報を紹介します。

人口

山梨県の人口のピークは1999年。

約89万3千人でピークを迎えた後、減少に転じています。

これまでは緩やかに減少していましたが、今後減少幅は大きくなりそうです。

2040年頃には約64万2千人になるとの予測が出ています。

高齢化事情

2020年4月1日現在の人口は822,718人。

そのうち65歳以上の高齢者は249,709人で、高齢化率は30.4％です。

それが2040年頃には人口は約64万2千人で、65歳以上の高齢者は約26万6千人（高齢化率41.4％）になるとの予測が出ています。

山梨県の65歳以上の高齢者のピークは2040年頃。75歳以上の後期高齢者は2045年時点でも増え続ける見込みです。

人口減少幅が大きく、しかもまだ約20年は高齢者人口が増え続ける予測のため高齢化率は高くなってしまします。

病院事情

2018年11月現在、山梨県の病院数は61施設。

一般診療所は577施設です。

病床機能別に見ると、2018年7月1日現在、

計8,277床です。

一方、2025年の病床機能別の予測必要数は、

計6,909床です。

山梨県としては医療提供能力は全国平均レベルです。

しかし県人口が集中する甲府市に医療資源集中する一方、医療提供能力が全国平均レベルを大きく下回るエリアがあり、医療格差が大きいです。

山梨県ではまだまだ高齢者人口の増加が続くことが予測されています。

高齢者になるとできる限り地元で医療・介護を受けることを望まれるので、体制を整えておく必要があり、特に医療過疎が起きているエリアの医療・介護体制の整備・強化対策を行う必要があると思います。

今後の需要が見込まれます。

作業療法士事情

山梨県の療法士は全国平均レベルを上回っています。

特に笛吹市にリハビリ病院が複数あり、主に首都圏のリハビリ患者さんを受け入れています。

そのため医師は少ないですが、療法士や回復期病床が異常に多いという特異なエリアになっています。

山梨県はこの先20年は高齢者人口が増えるということで、リハビリ需要が高いエリアです。

高齢者施設の増設や在宅分野の整備が必要なエリアで、実際訪問リハやデイケアの新設が多くなってきています。

整備されるにつれ、作業療法士の求人も増えてくるのではないかと思います。

求人が多いエリア

山梨県内での作業療法士の求人が多いエリアについてみてみたいと思います。

エリア別にみると、甲府市、笛吹市が多いです。

甲府市

甲府市は山梨県のほぼ中央に位置し、北は八ヶ岳、西は南アルプス連峰、南は世界文化遺産にも指定されている富士山と、周囲を山々に囲まれた都市です。

戦国武将・武田信玄の故郷で知られ、市内には、武田信玄公を祀り、武田家3代にわたって居住した武田氏館跡（国指定史跡）に鎮座する「武田神社」や信玄公の産湯として名高い「積翠寺温泉」、「甲斐善光寺」などがあります。

毎年4月には世界最大の武者行列としてギネスにも認定された「信玄公祭り」が行われます。

その他、開湯1200年の歴史を持つ「湯村温泉郷」や「甲府城跡（舞鶴城公園）」、「昇仙峡」などの観光スポットもあります。

そんな甲府市の人口は、2020年1月1日現在187,881人。

そのうち65歳以上の高齢者は55,149人で、高齢化率は29.4％です。

それが2040年頃には人口は約15万5千人で、65歳以上の高齢者は約6万人（高齢化率38.7％）になるとの予測が出ています。

笛吹市

甲府盆地の東に位置する「笛吹市」。

全国に誇る果実郷で知られ、桃、ブドウの栽培面積、収穫量、出荷量が自治体別全国一位になったことから、2013年4月10日には「日本一桃源郷」を宣言しています。

ぶどう狩りや桃狩りなどができるフルーツ園が多いです。

その他にも甲斐国一宮「浅間神社」や山梨で最大規模を誇り、全国屈指の温泉郷の一つ「石和温泉郷」などがあります。

そんな笛吹市の人口は、2018年4月1日現在69,833人。

そのうち65歳以上の高齢者は20,149人で、高齢化率は28.9％です。

それが2040年頃には人口は約5万7千人で、65歳以上の高齢者は約2万4千人（高齢化率42.1％）になるとの予測が出ています。

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【関連記事】「メドフィット」とは？特徴、メリット・デメリット、登録方法など徹底解説

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【関連記事】「PTOT人材バンク」とは？メリット・デメリット、登録方法など徹底解説

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まとめ

県としては、医療提供能力は全国平均レベルの山梨県。

療法士については全国平均レベルを上回っています。

特に笛吹市にリハビリ病院が複数あり、首都圏のリハビリ患者さんを受け入れているため、このエリアでは療法士や回復期病床が非常に多いという特異な状況になっています。

一方医療提供能力が全国平均を大きく下回るエリアもあり、医療格差が大きい県でもあります。

山梨県での転職を考えている作業療法士の方も多いと思いますが、他県とは異なるところがある県なので、転職活動の際は転職エージェントの活用をおすすめします。

山梨県の医療・介護、リハビリの現状や将来の見通しについて聞けたり、非公開求人の紹介があったり、内部情報の提供をしてもらえたり。

面接対策や給与などの条件交渉、入職後のアフターフォローなどもしてもらえます。

上手く活用し、よりよい条件で希望の職場を見つけてください。