転職を考えるけど、失敗したらと思うと一歩が踏み出せない・・・
引越しなどやむを得いないケースやキャリアアップといったポジティブな理由で転職を考える方がいる一方、人間関係や給料、残業などの待遇面に悩んで転職を考える人も多いです。
しかし悩ましいのは、転職したからといって悩みが100%解消するとは限らないことですよね。
転職が成功すれば悩んでいた問題が解消され、得られるメリットも大きいですが、失敗すると・・・、さらに再転職の可能性も出てきます。
短期間での転職は不利になる可能性も高いです。
ということで、転職にはどうしてもリスクが付きまとってしまいます。
しかしリスクを0(ゼロ)にすることはできませんが、リスクを下げることはできます。
それには転職によるメリットとともにリスク、デメリットを知っておくことが大切!
そこで転職によるメリット、デメリットについてまとめました。
ぜひ転職活動の参考にしてください。
デメリット
まず転職によって起こる可能性があるリスクやデメリットを見てみましょう。
悩み、問題が解決されるとは限らない。
給料30万円以上や年間120日の休みがほしいといった待遇面であれば、そういったところに転職すれば問題が解決されます。
個人で調べるのが難しい場合は転職エージェントを活用すれば、「聞いていたのと違う」といったリスクを減らすことができます。
その一方で、例えば人間関係に悩み、次の職場では人間関係に問題がないところがいいと転職したとしても、それが必ず叶うとは限りません。
職場の人間関係は実際に働いてみないと分からないので、転職先でも人間関係に悩むということは考えられます。
新しい職場環境、人間関係を作るのに時間がかかる。
職場が変わればルールも変わります。
また新たに人間関係を作っていかなければなりませんし、人事評価もゼロから構築していかなければいけません。
新しい職場に慣れ、人間関係に作るのには大変な労力が必要で、時間もかかります。
退職金などが少なくなる。
退職金や企業年金は勤続年数が長ければ長いほど有利になるしくみです。
そのため転職によって勤続年数が短くなればそれだけ不利になってしまいます。
また入社から1年や2年という短期間で辞める場合は、退職金が出ないケースが多いです。
ボーナスがもらえない。
転職する時期によっては、ボーナスがもらえない場合があります。
社会的信用が低下する。
クレジットカードやローンの審査は、勤続年数が重要な要素の一つです。
そのため転職後すぐでは、審査に通らない可能性があります。
一般的には、2~3年以上の勤続年数がないと審査は厳しいです。
マイホームや車の購入などを予定している方は、転職前に行うようにしましょう。
メリット
次に転職に成功すると得られるメリット面を見てみましょう。
生涯年収がアップする可能性がある。
転職することによってボーナスや退職金などは不利になってしまうでしょう。
しかし今よりも給与水準の高い職場に転職すれば、生涯年数でみると増える可能性があります。
また若いうちに転職、その後長く勤めれば、転職先での退職金や企業年金が大幅に少なくなるといったこともないでしょう。
自分に合った環境で働ける。
今の職場で待遇に不満がある場合、例えば残業や休日出勤をなくしたい場合、そういった職場に転職することで解消することができます。
また給与をアップさせたい場合も、今の職場にかけあって上げてもらうのはとても難しいことですが、希望する給与がもらえるところに転職できれば解消できます。
転職により、自分にあった職場で働けるようになるのは大きなメリットです。
やりがいが得られる。
転職により自分がやりたかった仕事に就くことで、やりがいが得られます。
今よりも自分の能力が活かせる職場ややりたいことが実現できる職場に転職できれば、将来に希望も持てます。
やっぱりやりがいを持って仕事ができるのはとても幸せなことですよね。
人事評価をリセットできる。
現在の職場で思うような評価が得られていない場合、転職によってリセットすることができます。
本当に能力がある人でも、上司と合わないとずっと評価が低いままってこともよくありますよね。
しかし転職することでその人事評価がリセットされます。
また職場によって人事評価制度が異なりますし、転職によりより高く評価してもらえることも少なくありません。
転職する際にポイント
転職を成功させるために、重要な2つのポイントを紹介します。
転職目的を明確にする。
転職を考える理由は人によって千差万別。
しかし転職するにあたって、共通して重要なことは【転職目的を明確する】ことです。
特に「今の職場が嫌だから」「なんとなく」といった理由だけで転職するのは注意が必要です。
転職を考える最初の理由が、例えば「今の職場が嫌だから転職したい」であってもかまいません。
その次として、次の職場ではどんな職場でどのように働きたいかなど、具体的に転職目的を明確にしていく必要があります。
次の転職先へのしっかりとしたビジョンがないまま転職してしまった場合、どんな職場でどのように働きたいかがないので転職したとしても不満がたまりやすく、また転職を考え・・・、と悪循環に陥ってしまう可能性が高まります。
作業療法士は他の職種と比べ転職が比較的多いとはいえ、あまりに転職回数が多い、短い期間で転職を行っていると、その後の転職に大きく響いてきてしまいます。
転職活動を始める前に、どんな職場で、今後どのように働きたいか、譲れない条件はなにかなど、具体的に目的をしっかりさせましょう。
転職エージェントを活用する。
「転職エージェント」に登録すると、専任のキャリアアドバイザーが付き、転職活動をサポートしてくれます。
キャリア相談、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、給与や待遇面に関する交渉はもちろん、サポートの中でもおすすめなのは、キャリアアドバイザーは、求人情報や口コミではわからない内部情報を持っており、事前にいろいろ教えてくれることです。※1
※1 すべての求人情報について必ず情報を持っているわけではありません。
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そしてこれらはすべて無料で受けられます。
転職を成功させるためにも活用したいサービスです。
【関連記事】作業療法士におすすめの転職サイト(転職エージェント)3選
まとめ
転職にはメリットな面とデメリットな面の両方があります。
また人によってもそのとらえ方は異なってきます。
転職を成功に導くためのポイントは、リスク、デメリットをしっかりと把握しておくこと。
それをしっかり把握したうえで転職活動を行えば、リスク、デメリットを最小限に抑え、より良い結果につながると思います。
一人で転職活動が不安な方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。