作業療法士に資格は必要?専門性をアップするおすすめの資格

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作業療法士として仕事を続けていると、

 「さらにより良いケアができるようになりたい!」

 「専門性の高い職場で働きたい!」

 「収入を上げたい!」

 「有利に転職したい!」

などの思いをもたれる方も多いと思います。

そんな、スキルアップ、キャリアアップを考えている方にとって資格を取得するのは有効な手段のひとつです。

そこでここでは作業療法士がスキルアップ、キャリアアップするのに役立つ資格を紹介します。

ぜひ参考にしてください。

資格を取得するメリット

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おすすめの資格を紹介する前に、まず作業療法士がさらに資格を取得するメリットを紹介したいと思います。

作業療法士の数はかなりのピッチで急増しています。

近い将来飽和状態、過剰供給になるといわれています。

そのため作業療法士の資格を持っていれば安心という時代ではなくなってきました。

「定年まで働き続けたい」、「条件よく働きたい」、「よりよい職場に転職したい」と考えているなら、作業療法士の資格だけでなく+α、専門性をより高める必要があります。

その一役を担ってくれるのが資格の取得です。

[資格を取得するメリット]

  • 作業療法士の資格に付加価値をつけることができる。
  • スキルアップ、キャリアアップができ、仕事の幅が広がる。
  • 病院や施設、患者さんからの信頼が高まる。
  • 収入アップ。
  • 転職に有利になる。

作業療法士という仕事が将来なくなるということはないと思いますが、好条件で働ける職場は減少するでしょう。

そうした時代の流れの中で価値のある作業療法士として働くには+α、資格取得も役立ちます。

専門性をより高めることで得られるメリットは大きいです。

おすすめの資格

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作業療法士が取得しておくと役立つ資格を紹介します。

福祉住環境コーディネーター

「福祉住環境コーディネーター」は、高齢者や障害者が、安全で快適に暮らせる住環境を提案することができるアドバイザーの資格。

福祉、医療、建築など、幅広く活躍できる注目の資格です。

1級から3級まであります。※2・3級の併願受験は可能ですが、1級は2級合格者のみ受験可能です。

<受験資格>
制限なし

超高齢化社会でニーズ増!

回復期リハビリテーションやデイケア、訪問リハビリ、デイサービスなどで働いている方、そこで将来働くことを考えている方におすすめの資格です。

認定作業療法士

作業療法士として臨床の実践技術をはじめ、指導、研究、管理運営の各種能力が一定水準以上あることを認められた作業療法士のスペシャリストに与えられる資格。

スキルアップ・キャリアアップが望める資格です。

<受験資格>

  • 作業療法士としての実務経験が5年以上ある。
  • 都道府県の作業療法士協会に所属している。
  • 日本作業療法士協会の生涯教育プログラムの基礎研修、現職者研修を修了している ※有効期限内であること。

専門作業療法士

特定の専門作業療法分野において「高度で専門的な作業療法の実践能力」を提供する作業療法士のスペシャリストに与えられる資格。

認定作業療法士のさらに上をいくプロフェッショナルな資格です。

 

<受験資格>

  • 認定作業療法士の資格を取得している。
  • 研修・臨床・研究・教育と社会貢献の4実践を修了している、または単位を満たしている。
    研修実践:20単位
    臨床実践:20単位
    研究実践:10単位以上
    教育と社会貢献の実践:10単位以上
  • 資格認定審査通過

今はまだ持っていることで得られるメリットが少ない資格です。

しかし今後作業療法士が過剰になった際、スペシャリスト、プロフェッショナルの証として大きな力を発揮することが期待できます。

作業療法士としてのスキルアップ、キャリアアップを考えている方にとって取得する価値のある資格だと言えます。

転職の際のアピールポイントにもなります。

介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護サービスを行う上で欠かせない介護支援専門員(ケアマネジャー)取得を目指す資格。

要介護者が在宅で安心して生活が送れるよう、利用者やご家族と相談し、介護保険法に基づいた適切なケアプランを提案・作成、自治体や介護サービス事業者とも連携し調整を行います。

<受験資格>
指定の業務において「通算5年以上の実務経験と900日以上の従事日数」が必要

[指定の業務]
【国家資格などに基づく業務】
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士など

【生活指導員】
特定施設入居者生活介護、介護老人福祉施設などの施設における生活相談員としての業務

【支援相談員】
介護老人保健施設における支援相談員としての業務

【相談支援専門員】
計画相談支援、障害児相談支援における相談支援専門員としての業務

【主任相談支援員】
生活困窮者自立相談支援事業などにおける主任相談支援員としての業務

ケアマネージャーの資格を持つだけでも仕事があるほどです。

作業療法士の資格と組み合わせることでより一層効果的な提案をすることが可能になります。

介護保険の分野に関わる職場で働いている、転職を考えている方におすすめの資格です。

3学会認定呼吸療法認定士

「特定非営利活動法人日本胸部外科学会」「一般社団法人日本呼吸器学会」「公益社団法人日本麻酔科学会」が合同で創設した認定資格。

呼吸理学療法や吸入療法、酸素療法などの呼吸療法の的確な実施とその機器の管理といった、呼吸療法に関する専門性を高めスキルアップを目的に設けられた資格です。

<受講資格>

  • 下記の資格を保有し、実務経験の年数をクリアしている。
    臨床工学技士:実務経験2年以上
    正看護師:実務経験2年以上
    准看護師:実務経験3年以上
    理学療法士:実務経験2年以上
    作業療法士:実務経験2年以上
  • 認定委員会が認める学会や講習会などに出席し、12.5点以上を取得している。

呼吸療法の技術を持った医療人材は少なく、病院にとって貴重な存在になりえる資格です。

キャリアアップや給与アップにつながります。

 

将来のためにより専門性を高める、そのひとつの手段として資格を取得することは役立ちます。

だからといって、将来のためにとりあえず何でもいいから取得しておこうというのはお勧めしません。

選ぶときのポイントは、今の仕事、将来、キャリアプランを考え、それに合う資格を選びましょう。

まとめ

作業療法士がさらにスキルアップ、キャリアアップするのに役立つ資格を紹介しました。

作業療法士の有資格者が増え、飽和状態に近づく今、より専門性を高める資格を取得することで得られるメリットが様々あります。

[資格を取得するメリット]

  • 作業療法士の資格に付加価値をつけることができる。
  • スキルアップ、キャリアアップができ、仕事の幅が広がる。
  • 患者さん、利用者さんによりよいケアができるようになる。
  • 病院や施設、患者さんからの信頼が高まる。
  • 収入アップ。
  • 転職に有利になる。

大切なのは今後のキャリアプラン。

役立つ場合、ぜひチャレンジしてみてください。

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