作業療法士を辞めたいと思うよくある6つの理由

作業療法士 仕事の悩み

1度は「辞めたい・・・」と思ったことがあるという人がほとんどなのではないでしょうか?

「行きたくない・・・」と思いながら重い体を引きずって行ってる方もおられるでしょう。

肉体的、身体的に限度を超え、転職を考えている作業療法士は少なくないのが現状です。

転職を考える理由、きっかけは人様々で、いくつもの要因が重なっていることも多いですが、ここではその中でも多い理由をまとめました。

また辞めたいと思った時にどういう行動をしたらいいかもあわせて紹介します。

主な理由

Why

辞めたい理由は人それぞれですが、その中で多い理由を紹介します。

給料が安い。収入が少ない。

「この収入では生活していくのは難しい・・・」

「結婚、子供を育てていくにはこの給料では厳しい・・・」

収入面の不安から転職を考える人が多いです。

今現在の給料だけでなく、昇給の可能性が低い職場では、長く働きたいと思っても将来が不安ですよね。

また残業しているのに、残業代が出ない「サービス残業」をさせられるケースや、休日出勤しても無給というところも。

仕事量、忙しさが給料と見合っておらず、不安が溜まり、辞めたいと考える作業療法士は多いです。

職場の人間関係がよくない

人間関係の悩みは作業療法士だけに限ったことではないですが、同僚や先輩との不和、いじめ、上司からのパワハラなど、職場の人間関係の問題で悩み、転職を考える人も多いです。

私も、転職の一番のきっかけは人間関係の問題からでした。

「辞めたい理由ベスト3」に必ず入っている理由の一つが【人間関係】です。

向いていなかった。

イメージしていたものとあまりの違いに悩む作業療法士の方も多いです。

患者さんとうまくコミュニケーションが取れない。

リハビリ拒否

暴力やセクハラ、患者さんのワガママ

実際に働いてみて、そのあまりのギャップ、過酷さに自分には合わないと感じる作業療法士の方も少なくありません。

思うようにリハビリテーションができない。

作業療法士の仕事、役割りを理解していない職場もあり、そのため作業療法士の仕事ができずに悩んでいる人も多いです。

例えば介護関係では、介護職の人手不足で、おむつ交換や送迎業務などが仕事のメインになってしまっているケースも。

作業療法士としてのやりがいが持てず、転職理由になっています。

産休、育休が取れない。

産休、育休の制度はあれど、行使しようとすると実際はいやみなどを言われ取れないという職場もあります。

休めないからと出産をあきらめた作業療法士の方もおられるようですが、退職を選択する作業療法士の方も多いです。

またそんな先輩、同僚の姿を見て辞めたいと考える作業療法士も多いです。

産休、育休は当然の権利ですが、実際は取りにくいという職場があるのも現状です。

気持ちよく産休、育休が取れるよう改善して欲しいですよね。

仕事量が多い。

勤務先によって異なりますが、仕事量の多さに悩んでいる人も多いです。

定時に上がれず、サービス残業の日々。

拘束時間が長い。

想像以上に書類業務が多いんですよね。

勉強会、研修などもありますし。

 

この他、将来的な不安、この職場ではスキルアップができない、ノルマがきついなどの理由もあります。

辞めたいと思ったら?

悩んでいる男女

人によって状況や環境は違いますが、多くの作業療法士の方が上記の理由で退職や転職を決意されるようです。

共感される方も多いのではないでしょうか?

しかし辞めたいと思ったとき、感情のまま、勢いで辞めるのは止めましょう。

辞めたい理由にもよりますが、行動に移す前に少し立ち止まり、一度冷静になってみることが必要です。

感情のまま、勢いのまま転職してしまうと、後悔、転職失敗のリスクが高くなってしまいます。

転職したら必ず良いところで働けるようになるとは限りません。

もしかすると今以上にひどい職場に就職、なんてことも十分にありえます。

行動その1:信頼できる人に相談する

悩みを一人で抱え込んでしまうとどんどん視野が狭くなってしまっている、ということがあります。

悩んでいる内容にもよりますが、信頼できる人に相談してみるのも一つ。

打開策が見つかるかもしれません。

行動その2:転職目的を明確にする

冷静に考えた上で職場を変えることが解決に最もよいということも多いです。

しかし転職すれば悩みが解消され、うまくいくというわけではありません。

転職に失敗する人に多いのが、

  • 転職目的が明確でない
  • 転職先の情報収集不足

です。

失敗例:転職目的が明確でない

転職目的がぼんやり、例えば「今の職場が嫌だから」「なんとなく」といった理由で転職してしまうと、どんな職場でどのように働きたいかがないので、転職したとしても不満がたまりやすく、また転職を考え・・・、と悪循環に陥ってしまいます。

作業療法士は他の職種と比べ転職が比較的多いとはいえ、あまりに転職回数が多い、短い期間で転職を行っていると、その後の転職に大きく響いてきてしまいます。

転職活動を始める前に、どんな職場で、今後どのように働きたいか、譲れない条件は何かなど、具体的に目的をしっかりさせましょう。

失敗例:転職先の情報収集不足

給料や休日数などの条件にこだわり、それ以外についてはよく確認していなかったり、入職してみたら聞いていたことと違ったり。

自分の希望する条件と違ったということがよくあります。

求人票や口コミだけでは得られる情報に限りがあり、自分ひとりで転職活動をする人に特に多い失敗パターンです。

行動その3:転職エージェントを活用する

求人情報が掲載されている「転職サイト」とは異なり、専任のキャリアアドバイザーが付き、転職活動をサポートしてくれるのが「転職エージェント」。

キャリア相談はもちろん、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、給与や待遇面に関する交渉などを行ってくれます。

サポートの中でもおすすめなのは、キャリアアドバイザーは、求人情報や口コミではわからない内部情報を持っています。

また一般には公開されていない【非公開求人】を持っているのが「転職エージェント」です。

これらはすべて無料で受けられます。

転職を成功させるためにも活用したいサービスです。

【関連記事】作業療法士におすすめの転職サイト(転職エージェント)3選

基本、転職活動は働きながらすること!

自分が希望する時に希望する職場がすぐに見つかるということはありません。

退職してから転職活動を行った場合、なかなか見つからず、しかし収入源がないため、焦って就職してしまい後悔する羽目に・・・

というのはよくある話です。

転職する理由は人それぞれなので必ずとはいえませんが、基本的には現職を続けながら転職活動をするようにしましょう。

まとめ

「辞めたい」と思うことは、ほとんどの作業療法士が経験する普通のことです。

転職を考える方も多いと思いますが、勢いで辞めるのだけは止めておきましょう。

感情のまま、勢いのまま動いてしまうと転職を失敗するリスクが高く、「辞めない方がよかった」と大後悔することになってしまいかねません。

命や健康を害するといった緊急でなければ、働きながら、自分にあった希望の職場に勤められるよう準備。

情報収集をしっかり行い、転職エージェントなどを活用し、転職失敗リスクの少ない転職活動を行いましょう。

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